基本方針 of 社団法人彦根青年会議所 2010年度ホームページ

理事長所信

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社団法人彦根青年会議所
2010年度 基本方針

理事長 藤田武史

はじめに

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  20世紀において2010年は想像もできない遠い未来であり、夢の世界でした。
 映画「2010年」で描かれていたような木星圏への有人宇宙飛行までにはまだまだ多くの時間が必要かと思われますが、宇宙に関する進歩についてみてみれば、2009年には若田光一さんが大変な努力の結果、少年時代から抱き続けた宇宙飛行士になるという夢を叶え、宇宙空間での長期滞在を果たしたことが大きく報道されました。また、様々な問題を抱えながらも大阪の町工場の経営者が力を合わせて人工衛星を宇宙に飛ばすという、途方もない夢と思われたことも実現しています。
  想い描いた夢は行動力によって現実のものとなります。人類の持つ行動力、向上心そして潜在的に有する能力には無限の可能性が秘められています。
  我々にとっての夢の舞台はこのまちです。
 戦後間もない時代に我々の先人は社会不安うずまく荒地の中から立ち上がり、先進的な活動で地域を活性化させました。情報も前例もない時代、純粋なる想いだけで運動を推し進め、57年目を迎える彦根青年会議所の礎を築き上げました。どんな時代においても未来を切り開くのは、自らの責任を自覚した人々の強い意志とそれに裏付けられた行動力です。
  この混沌とした時代において、ひこねがキラリと光る個性を輝かせ、未来への希望と活気が満ち溢れた「躍動するまち」を実現するために、我々の行動力を存分に発揮し、血湧き肉躍る運動を推進してまいります。


活動の根底に

  我々彦根青年会議所は、近年「市民主権型社会」の実現に向けて運動を展開してまいりました。そしてその運動はこのまちの個性や人々の力、想いを如何なく発揮できる社会構造へと発展していかなければなりません。
 ひこねならではの地域資源の活用、ひこねに強いプライドを持ったひこねびとの育成、ひこねでしかできないまちづくりは、まちの個性を輝かせ、人びとのまちを愛するこころを育み、地域の未来を自分たちの手で良くしようとする気運につながるものと確信しております。そしてそれが、我々の目指す活気あふれる「躍動するまち」の構築につながるものと考えます。
  我々は、どのような場面においても次の3つの事項を心がけて参ります。
一.事業はもとより日頃の生活や行動においても自然環境へ配慮すること
地球温暖化についての見解は諸説ありますが、地球環境の変動が予想をはるかに超えるスピードで進行しつつあることはこの地域の暮らしの中でも感じられます。彦根青年会議所メンバーは事業においてはもちろん、日ごろの生活の中においても、自然環境への高い意識を持って行動しなければなりません。
一.子ども達に頼もしい大人の背中をみせること
次代を担う子どもたちを取り巻く環境は、世相を反映するかのように混沌とし、先行きの見えにくい状況にありますが、地域や社会のために汗を流す大人の姿に、子どもたちが未来への夢や希望を見出せるような地域社会の構築が必要であると考えます。
一.青年経済人として社会的責任をしっかりと自覚すること
我々はこの地域から恩恵を受ける青年経済人としての社会的責任を担っています。この地域を活性化させる原動力となり、地域を牽引するという気概を持って行動しなければなりません。
以上の事項を活動の根底に常に意識して、組織が十分なコミュニケーションのもと一体感を持って行動し、活動の達成感と感動を共有できるように心がけてまいります。そうすることでメンバー各々が積極性を持って取り組むことができ、私たちの活動が地域に訴えかける力がますます大きくなると確信します。

次代の担い手へのACTION

 バブル崩壊後の「失われた10年」のあと、2000年代において開き直ったかのように日本を席巻した市場原理主義・経済至上主義は、いかに楽をして利益を上げるかという点のみが注目されてきたように感じます。子どもたちの目にそんな大人たちの姿はどう映ったでしょうか。また、現代においては様々な情報が次から次へと溢れるあまり、キーボードを叩くだけですべての答がそこにあると錯覚してしまうことも多いのではないでしょうか。問題に直面した時、我々は情報を自由自在に操り、問題の「答を考える」のではなく、無意識のうちに「答を選択する作業」を行っているのかもしれません。
 活気ある「躍動するまち」には、当然ながら次代の地域の担い手の健全育成が必要です。そのためには、世の中に溢れている様々な情報を無批判的に受け入れるのでなく、自らの力で考える力を養い、時にはたとえ遠回りになったとしても、地域や周囲の環境に直に接する中で自ら見て聞いて学んでいくことが必要だと考えます。
 さらに周囲の大人たちから注がれる愛情も青少年の育成に重要な要素です。周囲から注がれる愛情に気付くことができて初めて周囲に対して思いやりのこころをもつことができるからです。そして、周囲への思いやりとともに、地域に対して強いプライドを持つことが出来る次代のひこねびとが育成されたとき、まちの個性はさらに輝きを増すものと考えます。

ひこねの個性へのACTION

 ひこねというまちが個性豊かに輝くためには、このまちの特性を活かしたまちづくりが重要です。ひこねには誇るべき文化・自然・歴史などの地域資源があります。そしてその地域資源を内外に広くアピールし、この地域に暮らす我々市民が地域資源に誇りを持つことが「まちを愛する心」を育む契機となるものと考えます。また「国宝・彦根城築城400年祭」や「井伊直弼と開国150年祭」といった地域事業が成果を上げており、こうした事業はこのまちの可能性を引き出しました。3月にフィナーレを迎えた後もこれらの資源や新たな可能性をもとにひこねを発信するチャンスは十二分にあり、これらを積極的に活用することはまちを愛する心を育む絶好の機会でもあります。
  こうした行政をはじめとした様々なセクターの事業と我々が取り組むべき課題を結びつけ行動していくことは、自分たちのまちを自分たちの手で盛り上げるムーブメントを巻き起こす源となり、ひこねでしか出来ないまちづくりを繰り広げられるものと確信いたします。↗

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まちの未来を語ろう

  我々青年会議所メンバーは、まちを語り、まちを背負う気概を持った青年経済人です。
 入会当初「青年会議所の名刺があれば誰にでも会いに行ける」といわれました。このことは戦後の荒廃した日本に明るい未来を想い描き運動を展開してこられた先輩諸氏の実績と信用の賜物であります。その一方で近年、「JCしかない時代からJCもある時代へ」という言葉を耳にするようになりました。近年の活動では「まちのコーディネーター」的役割が増えてきたことや、一つの分野に特化して運動を進めてこなかったことがその要因であると考えます。まちづくりにおける我々の存在意義や我々にしかできないこととは何かを今一度問い直す時ではないでしょうか。青年会議所にはこれまでに培った経験や築いてきたネットワークがあります。これらの実績を糧とし、今後更に企業・団体・行政などとも積極的に連携の環を拡げ、ともに一つの課題に取り組むだけでなく、このまちに暮らす皆でこのまちの未来について語り、意見を交わし、未来に誇れる地域づくりを先頭に立って進め、我々の誇りあるふるさとを築いていくことこそが我々に課せられた使命であると考えます。

組織造りへのACTION

 青年会議所メンバーは各々の社業においても中心的な役割を担っております。先行き不透明な時代にあって、仕事や家庭と両立させつつ、青年会議所活動に意欲的に取り組むために、これまで以上に効率的な組織運営が必要とされております。永年の組織の習慣にも今一度目を向け、時には失敗を恐れずに改革していくことが重要であると考えます。
  青年会議所運動が成果を挙げることができるかは、我々メンバーがいかに“やりがい”を持って運動を進めていくことができるかが鍵となります。
  人の役に立っている、人に喜ばれていると実感するとき、人は充実感や幸福感を感じます。
 我々は「奉仕」「修練」「友情」を三信条とし社会貢献をする団体であり、地域に誇るべき活動をしていると自負しております。彦根青年会議所の活動内容について想いを全体に共鳴させ、誇りに感じることによって、メンバーに“やりがい”がもたらされ、活力ある組織が構築できるものと確信します。

よりACTIVEな青年会議所メンバーへ

  私たち青年会議所メンバーは青年会議所活動を通じた成長というチャンスを十分に活かしきれているでしょうか。
  青年会議所活動への積極的な参画は、メンバーの行動力を高めると同時にそのひとの魅力を高め様々な経験によって様々な能力を高めることができます。また、20歳代・30歳代という年代で、一生付き合える友人を作るチャンスが多く存在することはいうまでもありません。
  メンバーは仲間であると同時に師でもあります。仲間との心の通った交流の中から新たな気付きを得て己を高める契機を得た経験は、JCならではのものではないでしょうか。
  青年会議所でしか味わえない感動や経験そして友情はまさに青年会議所活動の醍醐味というべきものです。それは一生の宝となるものであると同時に、青年会議所活動のみならず社会のあらゆる場面で有効に働くものとなることは間違いないでしょう。
  各々が己を高め、そしてそれを刺激として互いに高めあう。
  そんな好循環がACTIVEなメンバーと活気ある彦根青年会議所を造り上げていくものと考えます。

仲間を広げるACTION

 社会貢献をする団体として、我々と志を同じくする新たな仲間の拡大は、明るい豊かなまちづくりにつながります。現在は確かに先行き不透明な混沌とした時代ではありますが、我々の活動を地域の人々に理解していただき、メンバー各々が彦根青年会議所に誇りを持って真摯に会員拡大に取り組めば必ずや成果が出るものと確信しております。
  彦根青年会議所の輪を拡げる会員拡大を、年間を通じた全体の取り組みと位置付け推し進めることで、組織が強化され、躍動するまちの実現に寄与するのだということを、メンバー全員で認識しなければなりません。
  全国各地のLOMで拡大に成功された事例を基に、この地域に適した手法を積極的に実行し、彦根青年会議所の歴史上、最大の会員拡大運動とすべく組織を挙げて取り組んでまいります。

組織改革へのACTION

 2008年12月、約100年ぶりに改正された新しい公益法人制度がスタートしました。それに伴い、彦根青年会議所は総会において公益社団法人格取得を目指すことを決議しました。これを機に、我々は定款・諸規定の見直しだけでなく、現在の活動全体を見つめなおし、より公益性の高い事業へ比重を移すなどの組織改革を進めてまいります。ただし、JCらしさを見失わないためにも、変えるべきものと変えてはいけないもの、その見極めは慎重でなくてはなりません。
  彦根青年会議所が公益社団法人として永続的に発展するための礎の構築と、新しい彦根青年会議所へと生まれ変わる大変重要な1 年となります。この度の制度改革をチャンスと捉え、これまで以上に地域の負託と信頼に応え、地域に求められる組織となれるよう、更なる進化を目指したいと考えます。

最後に

 彦根青年会議所は57年目の年を迎え、この永い歴史のうちの1年間を預かることとなりました。生活においても仕事においてもこの地域が我々の唯一無二のステージです。我々はこの地域に住まう者として、そしてこの地域において生活の糧を得る者として、この地域に対して社会的な責任を負っております。
  我々には青年経済人ならでは発想と情熱、そして行動力があります。
  ひこねにしかできないまちづくりを推進し、この地域がキラリと光る個性を輝かせる地域となった結果、まちを愛する心が広がる。
  そしてそのことがまちの自律的な発展の基礎となるものと確信しております。
  先行き不透明なこの時代だからこそ、青年会議所活動をやるのだと胸を張って申し上げます。我々は地域の担い手として改めて自覚を持ち、自らACTION を起こすことにより地域の発展に通ずる未来への扉を開こうではありませんか。

[事業方針]

1.個性が輝き躍動する地域の創造
1.魅力あふれるメンバーの育成と交流
1.公益社団法人格取得のための組織改革